めちゃくちゃ好きです「アナスタシア」…!!
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この一行で終わらせてもいいくらいなんですけど、本当に素晴らしいんです、宝塚歌劇団宙組の「アナスタシア」が!!

私、実は宝塚大劇場で4回ほど拝見しまして、その都度「しみじみと最高だ…」と毎回涙ぐんで帰ってくるんですけど、今日もまた、本当にめちゃくちゃびっくりするほど最高すぎました!!

すべてが最高なので、褒め称えるポイントしかないのですが、敢えて3つに絞って自分の脳内を整理したいと思います。

※ネタバレ、あります!



絶賛ポイント _両力がとんでもない

「いやいや、そんなの宝塚なんだから当たり前じゃない?」って思ったでしょう?うんうん、そうなんですよ。でも!なんか、ハイレベルの中のハイレベルを拝むことができるんですよう!!

「えええ?人ってそんなに高温のロングブレスで安定した音量で歌い上げることってできるの…!?」っていう歌唱力を持つ凄腕が何人も何人もいるんです。少しも音程ずれることなどない、カンッペキな歌声に包まれると、多幸感にも包まれるんですね、知りませんでした!!

で、その達人たちがコーラスするんですよ。もーう、めっちゃ鳥肌たちます!!

もちろん、歌がセリフとしても自然と聞き取りやすく、脳内にバッチリ入ってくるのもすごい。


絶賛ポイント◆.ャラクターが全員好きすぎる(当たり前だけど)

真風涼帆さん、かっこよすぎませんか?なんていうか、「ハンサム」という言葉が超よく似合う!私もディミトリがハンサムじゃなかったらとっくに通報してました!(どこへ?)あと足が5mくらいあります。地味な色味の衣装でも燦然と輝くオーラがもう、「ペテルブルクのプリンス」という言葉マジでピッタリ!!プリンスだのハンサムだの言われてるくらいだから、その容姿も利用して頑張ってひとりで生き延びてきたんだろうなあ、見様見真似でエレガントな所作を覚えたんだろうなあ、など、勝手に背景をどんどん想像したくなります。

この公演の後に専科に異動が決まっている星風まどかさんは、もう、キュートすぎる…キュートなのに、「フライング サパ」のミレナといい、不安な縁起させたら右に出るものいなくないですか?ミレナもアーニャも寝たら悪夢見ちゃうから普通考えたら寝ちゃだめだけど、その都度すごいプリンスが支えてくれるから私なら寝ます。(すみません)

っていうか、話は横にそれますが、こんなに歌唱力すごすぎる宙組に、ほっとんど歌わせなかった「フライング サパ」は改めてすごかったな……ちょっとBlu-ray買ってきます。


で!グレブなんですけど!!

令和元年に「オーシャンズ11」観て、ズッポリ芹香斗亜さん沼にハマった私としては、今回はキキちゃんの
〃撹+長コート+革手袋
軍服
スーツ
ぅ織シード+白手袋
が見れるってだけで、目がもう幸せすぎて大変です。

すごく苦悩する役柄で、だいたい眉間にシワが寄った辛いお芝居が続くんですが、そのぶんアドリブの面白い瞬間と、フィナーレでの笑顔を見るとですね、もう、脳が崩壊します。ああ、もう、本当に尊いですありがとうございます…!

たぶん、初めて一目惚れをしたんじゃないかなって思うんですよ、グレブは。そんな初めての感情に揺れ動きながら、「革命に感情はいらない」って歌い上げる様子に「ボリシェビキ王に私はなる!」って謎の決意したりしますよね!?ま、王族は潰えたんですけども!!

ちなみに、「夢に気をつけろ」って歌ってたのに最後に夢を肯定するの、救いがあって本当に好きです。


そして、桜木みなとさん演じるヴラド、そして和希そらさん演じるリリーの2人がもう……特上!!宝塚大劇場で開幕してすぐにSNSを検索すると、「とにかく【ずんそら】がヤバい」とめっちゃ出てきたんです。ずんそらっていうのは、桜木さんと和希さんのコンビを指す業界用語。

で、実際に初めてみた時には「騙された!!」って思いました。これはヤバいなんてもんじゃない。特上で極上でマーベラスでファビュラスじゃん!

ロマノフ王朝に起きた悲劇と、ロマノフ王朝の無策によって苦しめられてきた民衆たちの悲劇という、2つの悲劇がベースになっているロシアのストーリーに、終始ハッピーなオーラを加えているのは間違いなくこの2人。

ただの男からなんちゃって貴族までのし上がって、王族に近い伯爵夫人であるリリーと恋仲になるほど上り詰めたというのにロシア革命で転落。危うくボリシェビキに撃ち殺されそうになったヴラド…なのに底抜けに明るいの最高じゃないですか!!

夫を残して故郷から遠く離れたパリで、「自分の時間などなく」暮らすリリー。歌っている通り、宮殿に暮らしていたのにアパート暮らし、身の回りのことも自分でやり、不倫相手の恋人にダイヤを盗まれたりしているんだから、闇落ちする要素は山程あります。でも、強くて明るい。最高だ……




絶賛ポイント 美術が微に入り細に入り、すんごい!

三井住友カード様がスポンサーだからでしょうか…とにかく美術が素晴らしく美しいんです。

大きなスクリーンには、解像度の高い風景の映像が。ロシアの思い空気感、寒そうだけど澄んだ風景を感じ、パリの晴れやかで希望に満ちた雰囲気も味わうことができます。そこに細部まで手抜かりない豪華なセットと回転するステージでさまざまな場面が描かれる様子は、本当にお見事すぎる…!

小物もいちいち素晴らしく、例えばマリア皇太后がアナスタシアに渡すオルゴールがすずらんの柄、まあリア皇太后のパリのお部屋の壁にもすずらん、ってことで、すずらん好きなんだな、紋章とかそういうのあるのかな?ってついつい調べたりしちゃいますよね!!しないか!!

で、ちょっとだけ調べたら、かの有名なロマノフ王朝の「インペリアル・イースター・エッグ」が出てきたんですよ!『名探偵コナン』とかに出てきたロシアの秘宝で、いろんな怪盗が狙いがちなあれ!

50コある秘宝の中に「すずらん」っていうのがあるんですけど、これ、オルゴールなんですって!アナスタシアのお父さんニコライ二世が、お母さんのアレクサンドラ皇后に贈った品。e001gr-l

これは怪盗だったら間違いなく欲しいやつだわ〜!!

なんでも、最初は本当にシンプルな卵の中から宝石が出てきて、さらに鶏も出てくる、という細工のものを妻にプレゼントしたのに、妻は「地味だ」と不満だったそうで、どんどん趣向をこらすようになったのだとか。

「この不安定な時代(だっけ?)に大切なのは、オルゴールよりお祈りです」って言ってたくせに!!

それに対してナナが何か言いたそうな、不満そうな表情をしていたのは、「いやいや、お前だってもっとすごいオルゴール持っとるやんけ!!」だったのでしょうか。

で、そんなお母様の写真がこれ。
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衣装の!再現度がめっちゃすごい…!

最初は「ロシアの時は貧しい民衆でも寒いから手袋してる」「パリに行ったら衣装の生地の種類も全然違う」くらいのチェック度だったのに、見れば見るほど衣装も気になって仕方ない。これが宝塚沼か……

今まで、舞台を見て「あの美術気になるから背景調べよう」なんて思ったこと1度もないですもん。怖い!なんかいろんなとこ掘ってしまう!!

というわけで、脳にいろいろ湧いた興奮が少しも語り尽くせていないんですが、脳内はちょっと整理できたような気がします。

要は……

めちゃくちゃ好きです「アナスタシア」…!!