寒くなったり暖かくなったりの日が続きますが、皆さまにおかれましてはいかがお過ごしですか?

最近元気が無い友人知り合いに会うと、「元気ないの?アナスタシア見ます??」って言いがちなウエチンです。

いやー、まさか、令和から始まったこの「宝塚観劇」という趣味に、ここまでズッポリハマるとは……

2.5次元にハマっていた友人の名言を思い出します。「水たまりだと思ってうっかり入ったら底なし沼」

そんな沼ずっぽりな私ですが、現在開演中の「アナスタシア」を、かれこれ5回くらい拝見しております。何回観ても本当に楽しくて新しい発見もあるし最高…!

で、3回目くらいでやっとバレエシーンの順番の意味というか、白鳥の湖のバレリーナたちと観覧者たちのシンクロに気づいたので、メモがてら書いておこうと思いました。

※以下、人によってはネタバレだと思うかもしれません!!

あのシーン、最初に歌い出すのはアーニャ。
後ろでは白鳥から美しい人間の娘になったオデット姫が1人で美しく舞っています。
悪魔の呪いにかかって月の光を浴びない限りは人間の姿になれないオデット姫。王族にとっては悪魔といえるボリシェビキたちのせいで、記憶も含め全てを失ったアナスタシアとシンクロする部分があるような気がします。

そこにジークフリート王子登場。ここで歌うのはディミトリ!
この時、すでにアーニャのことを絶対に記憶を失った皇女様だと信じきっているディミトリ。アーニャにとっての素敵な王子様が、後ろの王子登場と同時に歌い出すって、、、「いいっ…!」ってなりませんか!?

ジークフリートとオデットが踊っていると、他の白鳥の娘たちが3名登場。ここで歌い出すのはマリア皇后陛下です。他の白鳥の娘たちは、アナスタシアのお姉さんたちの象徴でしょうか?踊る4人の白鳥の娘たちを見て、自分の孫娘たちを思いながら歌うマリア皇太后陛下という構図になっているのかなと思いました。

で、グレブの歌い出しで登場するのが、悪魔であるロットバルトです。「白鳥の湖」ではオデットたちに呪いをかけていたロットバルトですが、グレブが呪いをかけていたのは自分自身なんですけどもね…ううう、苦悶の表情がまた、すごく美しくてたまらん…

ってなことを、3回目くらいに気づいたら、超絶興奮しましたよね!妄想かもしれませんけどね!!

で、こんなバレエのシーンが、終盤の「アナスタシアは素敵な王子様を見つけた」っていうマリア皇太后陛下のセリフにつながっているような気もして、ますます興奮に拍車がかかりますよね!!

宝塚ファンの先輩に置かれましては、「え?こんなことすぐ分かるじゃん。得意気に言うほどのこと?」とお思いの方もいらっしゃると思いますが、私にとっては「ひえー!観劇って、いろいろ掘るといろんなこと分かってめっちゃ面白い…!!」っていう喜びに目覚めたばかりですので、にっこり笑って見守ってください…!

ああ、今すぐ見たいですねえ、「アナスタシア」!!

まあ、来週見に行くんですけどね…!!