宙組の『ホテル スヴィッツラ ハウス』があまりにも無理ホテルで素敵すぎて倒れ込んだ同志のみなさん、いかがお過ごしですか?
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こんばんは、令和になってから宙組沼に堕ちたウエチンと申します。

今日は映画館でライブビューイングを拝見したのですが、劇場で観劇した時の「あのシーン好き!」というところが映されていないところがありまして、円盤化しても残らない可能性もあるし、記憶から抜け落ちる前にメモしておこうと思いたち、キーボードを叩きまくっている次第です。

あくまで記憶ベースの偏った情報ですので、脳内で勝手に補正されていたり、いろいろ間違っているかもしれませんが、お目溢し頂けると幸いです。あと、唐突な感情の昂りとか、普通の感想も交えて書いて行こうと思います。

  • 冒頭、ロベルトがとっても優秀なスパイキャッチャーであることが分かる、背中だけで語りまくるイケメンシーン。今回の配信、真風さんのセリフがちょっと抜けていたかもしれませぬ。妙な間があった。無観客で勝手が違うことでの緊張の気配が感じられ、ぐっときました。

  • 最上階のラウンジでロベルトとニーナがデートしてますが、その斜め後ろのバーカウンターでは、紫藤りゅうくんとかジョルジュでみんなを夢中にさせた泉堂成くんとかが、それぞれ女性を口説き、ダンスしたりしています。特にしどりゅーは、左端のテーブルで別の男性と飲んでいた女性をダンスに誘って見事に密着して踊ります。そして、例の美リヤードになる前に、先に彼らが「お、やろうぜビリヤード!」みたいになり、ジャケットを脱いでキューを持って、そのまま自然と問題の美リヤード・タンゴとなるのでした。よく出来てるぅ!
  • バレエ・リュスの取材の日。エーリクによるインタビューが進む中、一生懸命練習するユーリーとニーナ。ユーリーは、とにかくセクシーに汗を何度も拭きます。インタビューの席に座ってからも拭いてましたが、その前から丁寧に汗を押さえていて、とにかくセクシーでセクシーでした。
  • ネイサンが無実の罪で捕まったシーン。ロベルトが無実を証明したいと宣言する裏で、しどりゅーがめちゃくちゃ拷問されていました。殴られて、蹴られて、床に転がったりしてた挙げ句に銃殺されたしどりゅー……
  • 停電のシーン、上手ユーリーの隣で、とにかくあたふた怖がっているリチャードがめちゃくちゃ可愛かったです。アルマの心配とかする余裕が少しもない。一方、アルマの背中を大きな手でそっと撫で続けるヘルマン…包容力が!凄い!!他の女性客がナチスの批判をした時に外の男性客に突き飛ばされた時も支えに行くヘルマン。ジェントルマン度数が∞。
  • 2幕の冒頭、みんながイライラしてるダンスの時だったかなあ、東京公演の最終日で、ららちゃんの靴が片方脱げて落ちてたんですけど、それをスマートに拾ってはけていったのはもちろんヘルマンでした。急にシンデレラでした。
  • テラスでヘルマンの逮捕を急ごうと言うエーリクと躊躇するロベルトのシーン。ロベルトは、ちょっとイラっとしながらタバコを吸うんですけど、「話があるの」ってニーナが来ると、背中を向けて灰皿に吸い殻を捨てに行くんです。バレリーナの前では喫煙しない紳士、ロベルト!
  • ダイニングバーで、「ダンサーという仕事って大変だけど幸せ!」って歌って踊るバレエ・リュスの面々。一番上手のテーブルで、めちゃくちゃ手をつないでいちゃいちゃするユーリーとジョルジュの寄りの映像がなかったのが悔しい!さらに、ユーリーとジョルジュがあんまりにもイチャイチャするもんだから、構ってほしくて近づいていったダンサーたちが「はぁ?」って顔します。
  • そんなジョルジュとのイチャイチャにあんまり気づいてないっぽいオルガ。このダイニングバーで、酔っ払ってめちゃくちゃユーリーに迫ります。迫りくるオルガ、逃げるユーリー。逃げてジョルジュに抱きつくユーリー。「怖かったよ〜!」ってなってるユーリーの頭をイイコイイコするジョルジュ。それでもなお、ゾンビのように立ち上がってユーリーに迫るオリガ。今日は、必死に止めるジョルジュの股の下をくぐるオリガが一瞬映っていたような…
  • 酔っ払ったニーナがロベルトにバーカウンターで「なにそれ!読唇術!?わ〜ん!!」って泣きつくところ、これ、全部東京千秋楽の挨拶で、キキちゃんがマネしてゆりかさんの肩に泣きついたので最高でした。最高でした。ほんと、最高でした。
  • ニーナがロベルトの部屋でシルヴィとオットーの悲劇を説明するシーン。撃たれて倒れたオットーが天国に旅立つように立ち上がって履けていく時に、今日は軍帽を取りましたけど、今までは取ってなかったと思います!やっとそのお顔を拝見することができた気がする。
  • ボールルームで明かされる真実。そこにリチャードがやってきましたが、そこに優秀なホテルマンとして忍び込んでいたヨハンも私服でリチャードと一緒に飛び込んできていました。色々真実を知り、びっくりした顔して話を聞いていたヨハン。途中で、何やら決意を秘めたみたいな顔してエヴァが警察に向かうタイミングで走って去っていくのですが、彼はどこに行ったのでしょうか…?もしかしたら、エヴァに付き添って警察に行ったのかな…
  • シェラザードの本番のシーン。あの名曲「Lives in the theater」が終わった直後、劇場で観客である私たちが拍手をしていると、今まで歌っていたステージ上のバレエを楽しんでいた観客も一緒に拍手をして、劇場が一体感に包まれて最高に幸せなシーンでした。あそこで今日の配信で拍手のSEを入れてくれたのは本当に嬉しかったです。
  • 最後、ニーナが旅立つ時にロベルトに別れを告げるシーン。ペーターとフロントのスタッフが、業務をしている風にしつつも二人の会話に聞き耳を立てていて、ロベルトが「手紙を書くよ」って言って断られた時にフリーズ気味になり、「クリスマスカードならOK」ってなる時にホッとするような微妙な動きをしているのが好きでした。さらに、ニーナが「頑張って有名なダンサーになるわ」って言ってる時、ペーターがニジンスキーのポスターを祈るように見ているところとか、ホント好き。好きしか無い。
  • さらにエピローグでホテルのロビーで再会するロベルトとニーナ。それを、にっこにこで見守るペーターの表情がマジでたまらなかったんですよ!「どうぞ、ふたりきりで…」という感じで、カフェスペースからそっと去っていくんですけど、ちょっと立ち止まって2人のことを振り返って、「本当に良かったでございますね、ロベルト坊ちゃん」っていう顔して行くんですよう!まっぷうさん推しなのか私は。
  • そうそう、エピローグで最初にテラスからカフェに「はやく行きましょう!」ってワクワクにこにこで入ってくるカップル、あれ、シルヴィとオットーのふたりでしたよね?もちろん別役でしょうけど、なんて優しいキャスティングなんだ…

以上、完全なる個人的感動メモ&備忘録でした。

はぁー、しかし、本当に美しいお話だった…スーツがスーツでロングコートがベストでもう!!好き!!でした!!マジでコロナめ……という悔しい想いは尽きませんが、ゆりかさんが「一緒に頑張りましょう!」って言ってくれたので、頑張ります!!